東北周遊ロングツーリング その2

この日は気仙沼から陸前高田、その後は遠野ふるさと村で休憩。遠野より秋田県鶴の湯温泉へ

ルートはこんな感じ。約80km

陸前高田までは高速道路。道が新しく車も少ない。時折右手に街並みが見える。と言っても古い家はない。どれも新築のように新しい。その他は空地だ…

高速だが一車線の交互通行。ほどなく出口へ。

高速を降りると景色は静かな街へと入ります。

ショッピングモールだろうか…新しく出来ている。少しずつ変わってきているようだ。震災後一度足を運んだ時がれきが散在していて人はほぼ誰もいなかった…

当時遠目に見ていた一本松も周辺がこんなにキレイに整備されている。
早朝だったこともあり、開場時間までは待てずパーキングでコーヒー呑んで一路遠野へ。

気仙川に沿って北上。幸いというか相変わらず車はいない。快走快走。

340号線…適度にカーブしていて気持ちのイイ道だ…

トンネルの中はヒンヤリ…路面が濡れているし出口はホワイトアウトするのでここは慎重に…

ほどなくして遠野に差し掛かる。カッパで有名らしい。

ふるさと村まであとわずか。急に平坦な風景にかわる。

ふるさと村に到着。食事はできなかった…

中に入ると懐かしい原風景が再現されている。

キレイな茅葺だ…

バイクも好きだが…

こうゆうのも好き…昔の人になった気になりつい時代劇ゴッコをしてみたくなる…

遠野を後に一路秋田県鶴の湯温泉へ

まずは田沢湖方面へ。132km…鶴の湯温泉まで132kmかぁ近いな…

東北の道はいい道が多い…普段走る関東周辺の道は山が近い印象だ。気持ちよすぎてついつい、いいペースになってしまう…

田沢湖を抜け乳頭温泉方面へ。だんだん路面が荒れてきた…ブレーキは慎重に。

何度かバイクで来ているがいつ来ても二輪にとっては難所だ。

今日は晴れていて本当にラッキー。いつもは湿っていて「おっと…!」なんていう瞬間が何度かある。

あと僅か。最後の橋を渡ると砂利ダートが待っている。

といっても凸凹はない。いたってフラット。オフロードに乗ったことない人は最初はビビってしまうだろう…。モタードだとこういうの全然平気。

到着。左が本陣(昔ながらの囲炉裏部屋…なかなか予約が取れない)右が通常の宿泊棟。今回はモチロン本陣へ。

本陣は部屋数が少なく5部屋しかない。しかもいつも予約で一杯。いつも奇跡的に取れる…というか取って戴いている。感謝しかない!!なので鶴の湯の予約が取れた段階でツーリングプランを練る…感じだ。

中はこんな色気のある雰囲気だ…。明かりはランプ。山の芋鍋が定番。

イワナの塩焼きで一杯呑んだ後鍋を持ってきてくれる。ズーズー弁のおじさんも定番。変わらないおもてなしとトークについ笑いがこみあげてくる。そんな雰囲気だ…。
肝心な湯は…これは行った人しかわからないでしょう。奥に混浴露天がありますが皆さんご夫婦で入られている。他にたとえようがありませんが究極の癒しの湯だと思う。とにかく優しい。何度来ても骨抜きにされます(笑)

翌朝…いい天気だ。今回は天候に恵まれて良かった…まだツーリングは続く。今日もたくさん走ろう。このワクワク感…これだからツーリングは辞められない…
気仙沼崎野屋~遠野ふるさと村 87km
遠野ふるさと村~鶴の湯温泉 130km
合計 217km
東北周遊ツーリングその3

3日目、いよいよ最長到達点の青森県大間を目指す。
今日はほとんど走り(移動)。ライダー冥利に尽きる日だ…!?

鶴の湯温泉からアスピーテラインを通り奥入瀬、恐山を目指す。ざっくり420kmほど。普段は日帰りで600kmくらいはザラなので、そんなに大変じゃない…?

まずは田沢湖へおりる。

アスピーテラインは私が特に好きな道だ。実は前日に走ってきた。しかしよく霧におおわれてしまい絶景が見れなかった…今回はその霧の為画像無し(泣)

ここがアスピーテライン西側入り口の公衆トイレ前。

今日は移動がメイン。ひたすらR341北上ルートを走る。

北海道にでも来たようだ。動画を見返すもひたすらこんな感じだ。街のライダーにとって誰もいない道を走り続けられるのは幸せな事かも知れない…

十和田湖あたりに差し掛かったところ。

十和田湖へ…湖面に霧が多く出ていたため水面は見ることができなかった。

十和田湖の湖畔を走る。ナビで見ると左側が湖だ。

お店も特にやっていないのでこのままスルー。寂しい…(泣)

お次は奥入瀬へ。いつも田沢湖とセットで走る。

ほどなくして左に渓流が見え始める。

奥入瀬渓流を走る。途中ハイカーもいる。止まって記念撮影せずスルー(笑)

緑の中を走る。いつ来ても爽快だ。

思わず何度も動画を切り抜いた。止まってバイクと記念撮影したいが…

気持ちよすぎてあっという間に走り抜けてしまった(笑)

渓流の駅おいらせでトイレ休憩したらひたすら走り出す。R394より八甲田山、笠松峠へ。奥入瀬を抜けると急に空が開ける。

この先は豪雪地帯で有名な酸ヶ湯温泉だ。毎年3mほどの積雪があるそうだ。その時期は行ったことないけど…

八甲田を抜け野辺地ICへむかう。

下北半島縦貫道路にて。左に見えるのは六ヶ所村周辺の風力発電のプロペラだ…

ほとんど誰も通らなそうな高速道路。巨大なプロペラだけが異様な存在感をかもし出す…風力火力原子力ってどこかに書いてあった…

横浜笛吹ICを出る。…何もない…

たんぼが広い。さすが青森だ。しかし今日はまだバイクは一台もすれ違わない…

恐山を目指す。しかしここからが長い…すっと真っすぐ…何も無い…

R279むつ方面へ向かう。

むつから恐山方面へ

恐山到着…画像で見るとあっという間に見えるが…(泣)変化の無い道路の長かったこと…3時間は走りっぱなしだったろうか…

念願の恐山。いちど見たいと思っていた場所。ん~感無量。

し~んと静まりかえっている。車が数台止まっているが人影らしきものは無い…この静寂な雰囲気。寺社仏閣が好きな私にとってここだけは特別な場所だ。

風車がカラカラと回っている。あの世との境目にいるようだ…

敷地全体を見よう思ったがかなりの大きさに断念。ちょっと小山を登って終了…

街からは隔絶されていてポッカリとこの菩提寺だけが存在している。この何とも言えない空気感は唯一無二だ。

恐山の境内には温泉が沸いていて無料で入ることができる。ここも楽しみだった一つ。数人の入浴客が既に入っていた。歩いている人がいなかったのはこのためか…
東北の温泉は本当にイイ…なんだろうか…優しいの一言だ。熱々のところもあるがどこも優しくイイ感じなのだ…疲れた身体を骨抜きにされ一行は一路大間へ

アッという間に大間に到着。恐山から大間までは54km。大間の街はご存知の通りマグロで有名。マグロのドキュメンタリー番組でも有名だ。タクシーの運転手まで地元漁師の名前を知っている。

スマホのGPSを見ると本当に突端に来たのが実感できる

大間に入ると街並みが一変する。新しく大きな家や軽トラではなくプリウスを運転しているひとが多い。マグロは街に財をもたらしている。

今晩の宿はこちら。画像はサイトより拝借。夕方は地元漁師が温泉に入りに来ていた。テレビで見た人もいた。地元でも一目おかれた存在のようだ。

大間のマグロ…モチロン頂きましたが画像をわすれた( ノД`)シクシク…美味いマグロにビールを呑みすぎてしまった…
今日はたっぷり走りました。明日は新潟へ抜ける。旅も終盤だ…本州最北端を別れに明日の荷造に地図のチェック…気が付いたら落ちていた…
鶴の湯温泉~奥入瀬渓流 226km
奥入瀬渓流~恐山 140km
恐山~大間 54km
合計 420km
その4へ続く→
東北周遊ツーリングその4

突端に宿泊するとどうしても戻らなくてはならない…当たり前なんだけど。過去には竜飛崎や知床の最北端のホテルに宿泊したことがある。翌朝はいつもより気合が必要だ(笑)
ちなみに本日の予定。
大間~盛岡 盛岡~須川高原温泉(秋田と岩手の県境) 約400kmを走る。

まずは頑張って盛岡まで戻る。昨日来た道を戻る。

東北の荒々しい海のイメージとは違い静かな朝だ…

昨日も走った縦貫道路。六ケ所村のペラ。

盛岡ICをおりて県道1号(沢内街道)を目指す。印象としては岩手や秋田はツーリングにいい道が多い。車や歩行者が少ない。雪が多いイメージだが荒れた道路も少ない。このあたりはほぼ快走ルートしかない。

今日もドライ。感謝感謝。

雪が多い地域は枝のはった木々が少ない。道幅も広く景色が遠い為頻繁にスピードメーターを見ていないとゆっくり走っているつもりでも速度オーバーしてしまう。最近の電子制御ならそんな心配は無用なのでしょう。

気持ちよく走ると移動が速く感じます。

こんな所に温泉の看板が…湯元温泉。ん~聞いたことない。ネットで調べたら正岡子規に由来があるとか…動画でないと見逃している。

少しづつ標高があがってきた。

この道がこの先通れないことも知らず軽快に行く…(泣)あと数キロの所で通行止め。googlemapで見ると確かに最後は難所だ。崩れてしまったのだろうか復旧されていないため引き返す。

どおりで何度ルートを補正しても回り道させられると思った…こういうときはgooglemapを信じましょう。

結局横手周辺まで引き返して広域農道フルーツライン(全国にあるネーミング)を走る。これが功を奏しました。気持ちよい快走ルートでした。

全国にある広域農道。どこを走ってもいい道ばかりだ。個人的には果物の名前が付いた道はハズレが無い(笑)

広域農道からR342へ

成瀬川を渡る鉄橋。あの山の峰々のさきが栗駒山だ。須川高原まであと少し。

右手になにやら物々しい雰囲気。

ダムの建設現場のようだ。

成瀬ダム。画像ではわかりにくいのですがとにかくデカい。超大型ダンプがアリのように見える。

R342の南北のルート。最後の峠道が気持ちよい。

R342。徐々に標高が上がっていく。長いカーブにバンクが深くなっていく。

あと少し…

秋田県側から来た。ホテルは県境にあるのでちょっとだけ岩手県に入る。

須川高原温泉ホテルに到着。電気が通っていないため自家発電で運営している。撮影不可のため浴場の画像はサイトより拝借。

ごつごつの岩を通ってかけ流している。

ひざくらいの深さの露天。ずっと入っていられる。須川高原温泉はいい!!(ずっと言っている気がする)トロけます。遠くまで来るだけの価値あり。
このメンバーだと走りに夢中でランチしていない…走っているとランチを忘れる。そういえばソロツーも普段からそうかもしれない。

夕食の画像もサイトより拝借。美味しいですよ…ホントに。メインの温泉がよすぎて食事の事を忘れる…(笑)
大間から盛岡まで280kmほどを移動。青森県は直線的なみちが多い為か長く感じました。それだけにあの大間のマグロは美味しかった。どこの店で食べてもモチロン大間産だから。
岩手や秋田は道も温泉もどこを切ってもイイ感じ。シーズン中のバイク旅は絶対おススメエリアでしょう。
大間~盛岡 280km
盛岡~須川高原温泉 150km(途中引き返しアリ)
合計430km
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