事故のダメージ

ここでは事故の模様をお伝えして今一度安全への意識を高めていただければという思いで書いています。

以前の私ならそう言っていたと思います。しかし実際に起きてみるとホント「一瞬」なのです。搬送された病院でも

と言われた…現場は群馬県高崎市でしたが搬送されるライダーの中には深刻な状況の方も多いのだとか…以下の画像から状況を見ていこう…思い出すなぁ

榛名山へ行こうと移動中。いわば全然攻めてない…リラックスしていたのではなく「たるんでいた」のだと思います…

1.ゆるい右カーブ軽くフロントブレーキを当てながら進入している。

2.左から何やら小動物が横切るのが見えた。パニックブレーキはない。ただ本来リリースするタイミングだったがまだ握っていた気がする

フロントタイヤから「キュッ!」っと音がしたためその瞬間リリースしたと思う。フロントタイヤから音がするのはサーキットでも経験があったし慌ててはいなかった。しかしリリース後のバイクの動きは

3.握りゴケならそのまま右側を下に滑っていくが反対側にはり倒されるように転倒した。ハイサイドみたいな感じだろう…

その際に左足首から「ジャリン…」と新鮮なレタスを割ったような音がした…瞬間「あ…やった…」と直感的に今シーズンはこれでおしまいと感じた。

左足は腓骨骨折と足関節脱臼(完全にプラプラでした)左手はクラッチを長く握っていたせいか親指が外側へ引っ張られ付け根の丸い部分が欠けてしまった…

ちょっと痛い画像です。どうやら内側のくるぶしあたりにステップがヒットしたようで跡が残っている。これはけん引の様子。オペをするにも腫れていると皮膚が付かないのだとか。

腫れが引くまでこのまま1週間ベッドから出れない…ちなみに

電動ドリルでかかと

に穴をあけて細いワイヤーを通し

ハンガーで引っ張る

局部麻酔でやるんだけど痛いよ普通に…

看護師さんたちが集まってきて様子を観察してました。だからスマホを渡して「撮って」とおねがいして撮っていただきました。ほんとは動画を撮ってもらおうと思ったんだけど「ふざけてる場合ですか」と怒られた…

悶絶する私を半笑いで見てる「成形外科」の人たち…

これも見た目痛いですね。左手の方は「ピンニング」という固定する方法のひとつ。文字通り4~5cmのピンが刺さっている。本人は痛みは感じない。ただピンが「クルクル」回るのが気持ち悪い。

足の方は金属プレートが入っている。オペ自体は「寝ている間」なので何ともないが明けて一日目は辛かった…

何故なら…オペしたところとは

人生初の「おむつプレー」も、知らない子に「下」を触られるのも経験しましたが何が辛いって施術したところと違うところが激痛ってのが辛かった…

こんな経験もういい…

 


バイクの方のダメージ紹介

無残な左サイド…ハンドガードはとにかく値段が高い。ノーマルはやめることにした。シュラウドもご覧の通りバックリ割れています。新しく注文して塗りなおしが必要だ…

意外とイタイ部分。パフォーマンスのシートだけにこの程度での買いなおしは避けたい。補強で何とかごまかそう…サイドのカーボンカウルは要交換…これも補修で何とかならないかな…

私の左足首をやってくれたのがこのステップです。バックステップのバーと止めているプレートだけがダメージのようです。比較的軽傷な感じ。

ちょうどヒットしたところに傷があります。ジャケットの肘の部分も破けてしまった…ダイネーゼの2シーズン目…これもイタイ…

奇跡的にエンジンそのものにはダメージが無かった。フレームスライダーのおかげもあったと思う。ありがとうAERA(あ~エラ…)

タイヤはメッツラーのスポルテックM3(ネット通販で前後セット17000円…もちろんポイント使ってだけど)フロントの設置感が好きだったのだが…このタイヤは要交換。BSのS21あたりからやり直しかな…矢印の部分が「キュっ」といったトコロだと思います。

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